マルチ商法と政治家と。献金問題の顛末

マルチ商法をやっている会社は社会に必要なのでしょうか? 答えは当然「不要」です。マルチ商法を規制する法律もあります。しかしまだまだ社会の構造を再考する必要があるのではないでしょうか? 時代は進んでいますし、インターネットはドッグイヤーと呼ばれるとても話題の流れが速い社会です。口コミであっという間に悪質な会社は認知されていきます。ですからマルチ商法の問題をマルチ商法にかんするあれこれの樹にだけ注目して、森全体を見ないで判断を下すのは早計で、軽挙なことかもしれませんね。

前田ゆうきち氏が献金問題で民主党を離党したのは2008年のことです。マルチ業界から献金を受けていることが新聞に報道され、その後、民主党を離党。同時に衆議院選挙不出馬を決めて政界から退きました。けじめとしてはよいやり方だったと思います。

そののち同氏は参議院選挙に出馬します。民主党公認候補として出馬しました。しかし落選。

ところで、献金を行った業者というのは、経済産業省によって業務停止命令を受けている業者です。つまり、かれらがした前田ゆうきち氏への献金には、業者の命乞い・延命の意味があったと思います・・・。

献金問題の結末は・・・筆者としては意外だったのですが・・・不起訴処分でした(容疑不十分による)。金と政治の問題はなかなかなくならない日本。前田ゆうきち氏は、いま政治家として逆風を受けていることでしょう。

この逆風はどこから吹くのか。これからも何度も吹くのか。いつまでこのような構造が続くのか。

新しい政治手法をとれば解決する問題というわけではないでしょう。システムは変わっていきました。そのあとは人を変え、構造を変えないといけないわけです。

私たちの世界は、企業社会、市民社会、それ以外の社会、この3つの社会しかありません。

宮沢賢治は農民芸術を語りました。本当の人間は芸術を生の中心に置いた人物であるとする考えは20世紀初頭に興隆しました。ドイツの小説家で政治家でもあった大ゲーテ(息子は小ゲーテ)を20世紀に生み出す土壌を作ろう、というのが20世紀初頭に興隆した考えのベースになっています。説いた人物はルドルフ・シュタイナーです。

企業社会でもなく市民社会にも属さないそれ以外の社会""こそが、「○○芸術」、本当に自由な日本人によって構成されている世界です。